「時計」から考えるお母さんの役割
小学校2年生で「時計」を習う時、時計ができない、問題が解けない生徒がいます。
でも問題は次のように簡単です。
できない原因は2つです。
1つは簡単な原因ですが、1つは深刻です。
●簡単な原因
ご家庭でデジタル時計を使っているからです。
→お子様のためにアナログの時計に変えてあげましょう。
デジタル時計
アナログ時計
●深刻な原因
『お母さんがやってあげてしまう。』
目の前に時計があるのに、
「お母さん、今何時?」
お母さんはご丁寧に
「〇時よ♪」
→お子様が自立するのを妨げていますね。
小さい時は時計が読めないですから、
「何時?」「〇時よ♪」
と答えてあげないと可哀そうです。
でも遅くても幼稚園くらいからは、アナログ時計でも自分で読めるようにしていきましょう。
●お子様のペースに合わせる
そしてこの時に大切なのは、“急には読めるようにはならない”ということです。
子ども達はたくさんの失敗を繰り返して、成長をしていきます。
プロのピアニストやサッカーの日本代表も初めから上手だったわけではありません。
時計を読めるようにしてあげるのも同じです。
昨日読めても、次の日には忘れている・・・それが子どもです。
これを繰り返して、自分で読めるようになるのです。
つまり、子どもが時計を読めるようになるのは、
お母さんの愛情と忍耐力
によるものと言えるでしょう。
●お子様のやる気を育てながら
さらに大切なのが、読めたら必ず“さりげなく褒める”ことです。
「すごいね~」
「えらいね~」
「もう自分で読めるね~」
褒められたら子どもは嬉しいものです。
次も褒めて欲しいから、
子ども達は自分で頑張るのです。
これが自立につながります。
1日の成長はほんのわずかですが、
これが1年、3年、5年となると大きな成長となります。
●子育ての上手なお母さんの秘密
「〇〇ちゃんはエライね~」
と言われて自分で何でもやるお子様が身近にいませんか?
そのお母さんの振る舞いを見てみましょう。
褒めてあげたり、お母さんが手を出し過ぎなかったりしているはずです。
これを小さい時から繰り返しているので、そのお子様は少しずつ自立して、自分で出来るようになっているのです。
これが学習にも影響します。
褒められながら自分で出来るように育てられれば、
勉強が出来るようになると思いませんか!
ピアノやサッカーのように勉強も練習を積み重ねれば上手になります。
勉強ができるようになる、というのとは少し違います。
“勉強が上手”になるのです。
難しい問題でも、自分で集中して、頑張れるようになります。
難しい問題が正解にならなくてもいいのです。
難しい問題を自分なりに一生懸命考えてくれればいいのです。
この“考える”ときに、お子様の脳は成長します。
面倒な漢字の練習も、丁寧にコツコツとできるようになる。
宿題を当然のように自分で取り組める。
この“努力できる”ことが、お子様の知識を蓄えます。
このような学習の結果、“勉強が出来る”ようになります。
●今から変えましょう!
見えないところでお子様の将来に影響することが進んでいます。
結果として、例えば時計が読めなかったり、「時計」の問題が解けなかったりするのです。
時計が読めない、自分で出来ない、
これらはお子様が発しているイエローカードかもしれません。
もしお子様が時計を読めないようでしたら、すぐにでもアナログ時計に変えましょう。
このような事からお子様を変えていきます。
そして褒めながら自立できるようにしてあげましょう。
いきなり自立はできません。
お母さんが意識して少しずつ出来る事を増やしてあげましょう。
それが『自立』へと繋がります。
●文中の詳しい情報はこちらをご覧ください
浦和の個別対応の学習塾Be-1(びーわん)の先生達は、コーチングのテクニックをもとに褒めながら勉強を教えています。
スクールコーチングに関してはこちらをどうぞ
さりげなく褒めて子どもを育てる
「やる気を5秒で作るマル秘大作戦」はこちらをどうぞ