高校生のための大学受験の基礎知識(詳細)
◎一般受験
国公立大学
国公立大の一般入試では、センター試験後、志望大に出願し、各大学の2次試験(個別学力検査)を受験します。
合否は、センター試験と2次試験の総合点で判定されます。
国公立大の入試は、原則としてセンター試験と2次試験(個別学力検査)の総合点で合否が判定されます。
センター試験では、ほとんどの国立大が5教科7科目以上を課しています。
私立大学
最近は一つの大学・学部に複数の受験方式が存在する場合がほとんどです。
従来の3教科型に加え、2教科だけで受験できる方式や、特定の科目の配点を高く設定し、受験生が得意教科を生かせるようになっている方式、センター試験を利用して受験する方式などがあります。
また、学内併願ができるよう入試日をたくさん設けている大学・学部も増えています。
複雑に見える現在の私立大の一般入試ですが、選抜方法は大きく分けると、下記のように分類できます。
1.大学独自の試験を課して、その結果で選抜
2.センター試験利用入試
(1)センター試験のみで選抜
(2)センター試験と個別試験の結果を総合して選抜
◎推薦入試(指定校推薦・AO入試)
高校入試と同様、大学入試でも推薦入試での合格者が増えています。
今や、私立大学入学者の約5割が推薦・AO入試での合格者となり、一般入試と並ぶメジャーな方式となっています。
推薦入試
推薦入試には、大きく分けて「公募制」と「指定校制」があります。
公募制推薦入試の場合、大学が求める出願条件を満たし、高校長の推薦が得られれば、高校を問わずに出願できますが、指定校制推薦入試では、大学が指定した高校の生徒のみに出願資格があります。
私立大では
「公募制」「指定校制」の両方を実施している大学が多く、多くの場合、高校の成績(評定平均値)と、面接・小論文などによる人物評価などによって、合否が決まります。
国立大では、
原則として「公募制」です(公立大の場合は、出願資格を県内・市内の高校に限るなどの条件がある場合も)。
また、国立大の場合は、推薦入試であってもセンター試験を課しているところが多く見られます。
推薦入試では、
他大学との併願を認めない「専願」が条件になっていることも多く、国公立大はほとんどが「専願」となっています。
私立大の公募制推薦の中には「併願」がOKな大学もありますが、指定校制推薦では、原則として「専願」となります。
しかし、万が一不合格だった場合に、同じ大学・学部の一般入試に再チャレンジすることは可能です。
AO入試
AO入試は面接・小論文、志望動機や学部・学科に対する適性、入学後の意欲などで総合的な人物評価を行って選抜する方法です。
これまでは、学力試験がなく学校の成績の基準も緩やかなのが一般的でした。
しかし、近年では文部科学省の方針を受け、学力の基準を新たに設ける大学も増えています。
塾長から卒業生へのメッセージ
高校の成績がほとんど「3」なのに、早稲田大学に現役合格した生徒がいました。
早稲田大学は、埼玉県の高校受験でいえば「浦高」「浦和一女」レベルにあたります。
それなのに、ほとんどが「3」なのに、早稲田大学に合格できたのです。
しかも現役です。どうしてでしょう!?
その生徒は、早稲田大学に必要な科目だけは、高1からしっかりと勉強していたのです。
英語は素晴らしい成績でした。
つまり大学受験では、「作戦」が必要ということです。
まず進学したい大学・コースを調べます。
そこに進学するための方法(一般受験・推薦受験)を調べます。
そのために、学習しておくべき科目を調べます。
するとどのように頑張ればいいのかが分かります。
これをできるだけ早い時期に行いましょう。
少しでも早い方がいいです。
そこまで深く考えなくても、高1の2学期後半には、高2で文系か理系のどちらに進むのかのアンケートが行われます。
高校生になったら、できるだけ早く自分の進路について考えましょう。
それでもどうすればいいのか分かりませんね。
高校には「進学相談室」がありますので、そこを訪れてみましょう。
そこには色んな情報があります。
大学受験の問題も並んでいるでしょう。
さらに深く大学受験について調べてみましょう。
そして最も大切なのは、自分は将来何をしたいかについて考えることです。
数学が苦手だから、数学を得意にするために、理数系に行く…のような発想はやめましょう。
理数系の大学でしたら、数学が得意な人が集まっています。
そこに数学が苦手なのに進学しても苦労しますし、面白くないでしょう。
自分は
何が好きか
何が得意か
どのような仕事に就きたいか
大学受験を中心にまとめましたが、大学進学だけがベストな道ではないかもしれません。
人はそれぞれです。
自分の本当にやりたいことを、自分のために見つけてあげましょう。
すぐには見つからないかもしれません。
でも「何をしたらいいのかな?」と考えていると、何かのきっかけで気づきます。
そしていつも笑顔でいましょう!
笑っていると
楽しくなります。
友達が増えます。
徳をします。(本当です)
世界が平和になります。(これも本当です)
苦しい時が来ても、笑っていれば乗り越えられます。
Be-1は成績を上げるだけの塾ではありません。
勉強方法や考え方・生き方も学べる塾です。
Be-1での貴重な体験をもとに、これからの人生を楽しく歩んでください。
塾長 山崎