最少の努力で大きな効果を生む赤下敷き学習
●繰り返し学習が暗記の基本
記憶を定着させるには、繰り返し学習で、脳細胞のつながりを太くするしかありません。
一度解いてしまった問題集には、自分の答えが書いてあります。繰り返し学習をしているつもりでも、見えてしまっていると、無意識にそれを見て、脳への定着は弱くなります。
見えないようにして繰り返し学習をするのが一番です。
その時に役立つのがお馴染みの「赤下敷き」です。
「赤下敷き」を使う時は、「オレンジペン」と「緑ペン」を使い分けます。
その方法をご説明します。
●繰り返し学習ができる「オレンジペン学習」
テスト対策などで学校の問題集を解きますが、書き込んで使う教材には、「オレンジペン学習」が効果的です。
「オレンジペン学習」とは、問題集に鉛筆でなく、オレンジペンを使って書き込む学習です。
赤下敷きで隠せば、何度でも繰り返して学習できるので、短時間で暗記できます。テスト前の見直しに最適です。
このような「オレンジペン学習」は、テスト前だけでなく、北辰テスト前・受験前の見直しにも最適です。
では、なぜ赤ペンでないのでしょう。
オレンジでなくても、ピンクでもいいのです。赤下敷きを使った時に、普通の赤ボールペンだと透けてしまうので、オレンジ色やピンク色などちょっと薄い赤系のペンを使うといいですよ。
●自分オリジナルの参考書に仕上げる「緑ペン学習」
これは英語・社会・理科の教科書の重要語句を覚える時に効果的な学習です。
教科書の重要語句を緑ペンで塗り、赤下敷きを置くと、緑ペンの部分が黒くなりますので、暗記には超便利な学習方法です。
ノートまとめもいいのですが、ノートまとめは時間がかかります。
教科書はとてもよく出来た参考書なので、この教科書を上手に使い、自分のオリジナルの参考書に作り替えましょう。
①教科書に緑ペンを使って重要語句を暗記する。
②問題集を解きながら気づいたことは教科書に線を引く。
③さらに大切な内容を教科書に書き込んでいく。
特に③が大切です。線を引くだけでなく、書き込みましょう! するといつの間にか教科書が自分オリジナルの参考書に仕上がっていきますよ!!
●Be-1では生徒全員が使っています。
学習塾Be-1(びーわん)の教室では、小学生も中学生も全員がこの「赤下敷き学習」を行っています。
早い時期からこの勉強法に慣れて、復習に役立ててほしいからです。