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高校入試について


高校入試の基礎知識

調査書と学力検査はコチラ

 

 

公立高校の入試

●「学力検査」 +「調査書」 +「面接」

「学力検査」+「調査書」+「面接」の合計点の高い受験生から合格となります。
公立高校により「学力検査」「調査書」「面接」の比重が異なります。

上位校は「学力検査」を重視する傾向にあります。
学校間格差のある「調査書」よりも、実力を重視するからです。

中・下位校は「調査書」にウエイトを置きます。
中学3年間の様子を大切にしたいとのことで、「調査書」を重視するようです。
「面接」は実施をしない高校が増えました。

●学力検査とは・・・

学力検査とは入試での得点のことです。
公立入試では5教科(国数英社理)の試験が実施されます。

1教科100点満点です。
※特別な学科を除きます。

●調査書(内申書)とは・・・

調査書(内申書)とは、「評定」と「特別活動の記録」等が記載され、中学校の先生により作成されます。
通知表には9教科の成績が載ります。9教科ごとに出される1年間の総合評価が「評定」です。
公立入試では、中3のものだけでなく、中1・中2・中3の3学年分が判定資料として用いられます。
つまり、中1の1学期の成績も公立入試に影響する入試制度になっています。

●偏差値が足りなくても合格したBe-1の卒業生

公立入試に偏差値が直接使用されることはありません。しかし、受験校を決める際の参考データとして、偏差値を使用します。
公立入試では、受験校の偏差値に届いていなくても受験可能です。公立入試での偏差値は、参考データとしてとしか用いません。
公立高校の参考偏差値に到達していなくても受験して、合格したBe-1の卒業生はたくさんいます。
しかし、このような卒業生たちは、合格するためにとても頑張ってくれました。

 

 

 私立高校の入試

●確約がないと受験できない

多くの私立高校では、確約をもらわなければ受験ができないような入試制度になっています。

●確約をもらうには

私立高校が提示する基準をクリアしなければ、私立入試のための確約をもらえません。確約をもらうための基準は主に2つあります。
 ①中3の1学期の通知表
 ②会場テスト(北辰・UPテスト)の偏差値
この他、英検・漢検の結果も影響します。3級以上で考慮されることが多数です。

①中3の1学期の通知表

中3の1学期の通知表をただ足し算するだけです。
私立高校ごとに、参考とする教科数が異なります。3・5・9教科のいずれかを参考とします。
しかし、学校間格差のある通知表よりも、偏差値を重視する傾向があります。

②会場テスト(北辰・UPテスト)の偏差値

中3のどの偏差値を参考にするかは、私立高校により異なります。
3教科だけでなく、5教科の偏差値も参考にする私立高校がほとんどです。

中3の7・9・10・11月の偏差値はほとんど全ての私立高校で、確約をもらう際の資料として使われます。4月からの偏差値を使う私立高校も増えています。中3生は4月からの北辰テストを受けることをお薦めします。
確約をもらえないと受験できませんので、この時期の北辰テストは、私立高校の入試と同程度の重さがあります。

●受験に影響する確約の基準以外の「情報」

私立高校の確約の基準は毎年変わります。しかも夏休み前後に公表されることが多いので、市販されている受験雑誌に載ることはありません。
さらに私立高校からは、「①中3の1学期の通知表」や「②会場テストの偏差値」だけでなく、かなり細かな「情報」が公表されます。この細かな「情報」が、志望校を決める際に大きく影響します。
Be-1では保護者会・個別面談や進学特集などでこれらの「最新情報」を保護者様に積極的にお伝えしています。

 

 

内申点と調査書

●調査書

お子様の中学校での成績、英検・漢検の資格の様子、生徒会活動・部活などの状況が書かれた書類を「調査書」と言います。「内申書」と言われることもあります。

●内申点

内申点というのは「調査書」に書かれた内容を点数化したものです。

①通知票を点数化する

中学校の教科は9教科
国語・数学・英語・理科・社会・美術・技術家庭・保健体育・音楽 です。
国語4/数学3/英語5・・・のように、毎学期点数がつけられます。
これを全部足したものがその学期の内申点です。よって、満点は9教科×5=45点です。

そしてその学年の3学期(後期)の最後に、それぞれの教科の1年間分の点数を平均して、学年内申を出します。(例)国語   1学期 4  2学期 3 3学期 4 →学年 4
そして全ての教科の平均点を足して、学年内申点を算出します。
学年内進も満点は、9教科×5=45点です。

それを3年間続ければ学年ごとの内申が出ます
(例) 1年:2年:3年=36:38:40

②受験用に点数化する

さらに高校ごとに内申の比率というのがあります
例えば、「1年生と2年生の内申点はそれぞれ2倍ですが3年生の内申点は3倍します」という高校では、
36:38:40の内申点ですと
最終的な内申点は 36×2+38×2+40×3=120 となります
さらにそこに、漢検や英検、生徒会、学級委員など、特別な点数が入ります。

・・・と内申点というのは結構複雑です。
また内申点は入試の際にはとても大切です。

入試では、1点2点の差が、大きな差になってきます。
入試の得点が同じような時、高校は内申点が高い方を、当然選びます。

③合否判定の際には

その他にも例えば、
入試の点数が420点と高く、内申が低いA君と
入試の得点は390点と低く、内申が高いB君がいたとします
その時、高校は
「A君は、入試に向けて一生懸命勉強したんだな。
B君は、本番には調子が出せなかったけど、普段はとても頑張っているんだな」
と考えます
よって、2人とも合格ということになります
つまり、本番30点の差があっても、内申点によってはおんなじように合格させてもらえる事があるのです。
このように、内申点と言うのは意外と大事なものなのです。
日ごろから、授業に集中して取り組むことも入試の一環だと思ってください。

 

 

私立高校の「説明会」と「個別相談」の違い

●説明会

体育館やホールなどで私立高校の説明を聞くのが「説明会」です。
基本的に予約は必要ありません。
説明会では校長先生の方針を聞くことができます。私立高校は校長先生の方針により、学校ごとの雰囲気が違いますので、この説明会でしっかりと聞いて、自分に合った高校か確認してきましょう。
雰囲気の悪い生徒はチェックされることもありますので、制服で身なりを整えて参加しましょう。

●個別相談

私立高校の確約をもらうための三者面談です。
中3の1学期の通知票・偏差値の分かるデータを持って参加します。この際、私立高校の基準を満たしていれば確約をもらえます。
予約をしないと長時間待たされることがありますので注意ください。
また「個別相談」は高校の先生と話しをするので、入試の面接と同じです。しっかりと身なりを整え、志望理由なども簡単に言えるようにしておきましょう。

 

 

さいたま市一斉テスト

中学校の先生は中間・期末テストの点数で生徒の力を把握できますが、これは中学校の中での実力です。
北辰テストやUPテストの偏差値は中学校の先生は知りません。偏差値の扱いが禁止されているからです。
しかし、これでは受験指導が出来ないので、さいたま市の中3生全員(約1万人)に同じテストを受けさせて、生徒の客観的な実力を把握しています。
中3になると数回行われ、このデータをもとに中学校の先生は受験指導を行っています。

 

 

北辰テスト

以前は中学校で実施されていましたが、中学校からの偏差値追放により、私立高校を使っての会場テストとなりました。
中1・中2は年に数回、中3はほぼ毎月実施され、国語・数学・英語・理科・社会の5教科500点満点で実施されます。
中3での偏差値は、公立高校では志望校を決める際の目安として、私立高校では確約をもらう基準として使われ、高校入試において非常に重要なものです。
公立入試を意識して問題が作成されるようになったので、作文・リスニング・記述問題・論述問題対策が必要です。

 

 

UPテスト

埼玉県の公立高校に特化した会場テストです。確約の基準として用いる私立高校も多いので、北辰テストと共に受験することをお薦めします。

 

英検・漢検

英検・漢検の資格は、公立高校・私立高校とも入試に役立ちます。
中3の2学期期末テスト(11月中旬)の後に作成される調査書に間に合わせるためには、中3秋の検定が最終となります。中3秋の検定は他のテスト日程が重なることが多いので、中3の1学期までに希望の級に合格することをお薦めします。
●公立高校
教育委員会が発表する選抜基準に優遇される基準が示されます。基準は高校ごとに異なります。
●私立高校
3級以上の資格を持っていると優遇される高校がほとんどです。

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